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Suicaは半年使わないとロック?残高と10年失効の本当のところ

引き出しの奥から、何年も触ってない古いSuicaが、コトンと出てきた。残高、たしか二千円くらい入ってたはず。でも「半年使わないとロックがかかる」って、どこかで聞いた気がする…これ、もう中身ごと死んでるんだろうか。

先に安心してほしい。たとえロックされていても、入ってるお金は、ほぼ確実に無事。半年と10年で話がまったく違うので、そこをほどいていけば、怖さはすっと消える。

目次

結論、半年ロックは本当。でも一時停止で、残高は無事

半年くらい放っておくと、一時的にロックがかかる

まず噂のほうから。Suicaを半年ほど一度も使わずにいると、たしかにロックがかかることがある。これは都市伝説じゃなくて、実際に起きる。

ただ、ひとつ補足しておくと、この半年ロックの正確な基準を、JR東日本は公表していない。あくまで「一定期間使わないと」という言い方で、多くの人の体感が、最後に使った日からだいたい半年あたり、というだけ。記名式のSuicaやクレジット一体型で起きやすいとも言われてる。言ってみれば、カードが浅い眠りに入る、くらいのイメージ。死んだわけじゃない。

ロック中は、入場できても出場できない

困るのが、この眠りの症状。ロックがかかると、お店でのSuica払いがはねられる。それだけならまだしも、やっかいなのが改札で、入るのはできるのに、出るときに引っかかる。

入場はできて、出場でつまずく。ホームに入ってから、あれ出られない、と気づくパターン。知らずに改札へ突っ込むと、けっこう焦る。だから、しばらく使ってないSuicaを久しぶりに持ち出すなら、いきなり改札ではなくて、先に一回起こしてやるのが安全。その起こし方が、次の話。

ロックは、すぐに外せる

チャージするか、駅員さんに頼むだけ

身構えなくていい。眠ってるSuicaを起こす方法は、たったの二つ。

ひとつは、チャージ。券売機やコンビニで、いくらか入金すると、それだけでロックがぱちっと外れて、また使えるようになる。もうひとつは、駅の有人改札で、使えなくなってるんですけど、と申し出る方法。駅員さんが手元の機械で処理してくれて、その場で復活する。どちらも数分の話。特別な書類も、手数料も、基本いらない。

残高は一円も減らない

ここがいちばん伝えたいところ。ロックされても、中に入ってる残高は、まるごと守られてる。

一時停止は、あくまでフタが閉まってるだけ。チャージや窓口でフタを開ければ、二千円なら二千円が、そっくりそのまま顔を出す。なーんだ…と力が抜ける。消えてないし、減ってもいない。だから、ロックという言葉に身構えて、もう使えないと諦めて捨てる、なんてのがいちばんもったいない。眠ってるだけなんだから、起こせばいい。

半年と10年は、まったく別の話

10年使わないと、今度は本当に失効する

ここで混ざりやすいのが、もうひとつの期限。半年ロックとは別に、Suicaには、最後に使った日から10年、という本当のタイムリミットがある。

10年間、一度もチャージも改札通過も買い物もしないと、カードそのものが失効する。これはJR東日本がはっきり決めているルール。半年ロックが浅いうたた寝なら、こっちは10年がかりの、ぐっすり深い眠り。ただし、裏を返せば、年に一回でも何かに使っていれば、この10年のカウントはそのたびにリセットされる。完全に使えなくなるには、まるまる10年の放置がいる。そうそう起きる事故じゃない。

失効しても、残高は窓口で取り戻せる

そして、これも安心材料。10年で失効しても、やっぱり残高はすぐには消えない。

緑の窓口に持っていけば、残っていたお金を払い戻してもらえたり、新しいカードに移してもらえたりする。失効ぶんを無料で交換してくれるケースもある。注意点は、この失効の解除だけは、自動の券売機ではできないこと。人のいる窓口に行く必要がある。10年眠ったカードは、機械じゃなくて、人に起こしてもらう、と覚えておくといい。

気をつけたいケースと、ロックを防ぐコツ

クレジット一体型は、10年後の復活が難しいことも

ひとつだけ、注意したいタイプがある。ビューカードのように、クレジットカードとSuicaが一体になってるもの。

このクレカ一体型は、ふつうの無記名Suicaとは中の作りが少し違っていて、10年が過ぎたあとの復活が、すんなりいかないことがある。実際に、一般のカードは窓口で生き返ったのに、クレジット搭載のものはダメだった、という報告もある。クレカ一体型を長く眠らせている場合は、残高があるなら、早めに一度使って起こしておくほうが、あとあと困らない。

半年に一度、コンビニで一回使うだけでいい

防ぐのは、難しくもなんともない。ややこしい更新手続きなんて、いっさいない。

半年ロックも10年失効も、言ってしまえば、使ってない期間が長いから起きる。だから、たまに思い出して、一回使ってやればいい。コンビニで飲み物を一本、Suicaで買う。それだけで、眠りかけのカードがしゃんと目を覚ます。改札を一回通るのでも、券売機で少しチャージするのでもいい。半年に一度くらい、財布やスマホの中のSuicaに、生きてる?と声をかけてやるイメージ。

結局、どうすればいい

久しぶりに出てきたSuicaがロックされてても、慌てなくて大丈夫!チャージするか、駅の窓口でひと声かければ、残高ごと、ちゃんと戻ってくる。10年放置で失効してても、お金は窓口で取り返せる。

捨てる前に、まず起こしてみる。それだけで、眠っていた二千円が、何事もなかったみたいにまた使えるようになる。

たまに一回使う。たったそれだけで、ロックとも失効とも、無縁でいられる。

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この記事を書いた人

携帯ショップの店員をしながら、休みの日は気になったデバイスを片っ端から触るのが趣味。スペック表を眺めているだけで一日が終わることもしばしばです。
このブログでは、実際に仕事であった話や自腹で買って使ったガジェットのレビューや、暮らしの中で見つけた小さな便利グッズ、そしてときどき関係ない雑記まで、思いつくままに書いています。

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