自販機で、毎日のように、コーヒーやジュースを買っていたら、月にすると、ばかにならない出費になっていた。そんなとき、コークオンパス、というサブスクの存在を、知った。定額で、自販機のドリンクが飲める?へえ、でも、ほんとにお得なの?と、自分も気になって、元が取れるのか、電卓を、叩いてみた。
先に言うと、これは、使う人と、飲み方によって、得にも損にもなる、サービス。だから、仕組みと、損益分岐を、きちんと押さえるのが、大事。
コークオンパスとは、自販機ドリンクの定額サービス
コークオンアプリの中の、サブスク機能
コークオンパスは、コカ・コーラのアプリ、コークオンの中で申し込める、自販機のサブスク。月額の定額料金を払うと、対応する自販機で、コカ・コーラ社のドリンクを、決まった本数まで、受け取れるサービス。
始まったのは、二〇二一年の春。プランに応じて、一日に1本から2本まで、月の上限本数まで、好きなドリンクと交換できる。缶でも、ペットボトルでも、種類は問わない。財布を出さずに、スマホだけで、ぷしゅっと一本もらえる、その手軽さが、うれしいところ。ちなみに、申し込めるのは、十八歳以上から。
遊園地のフリーパス、みたいなもの
お得かどうかを考えるとき、イメージしやすいのが、遊園地の、フリーパス。
一回ずつチケットを買うより、フリーパスを買って、たくさん乗ったほうが、一回あたりは、ぐっと安くなる。でも、二つ、三つしか乗らないなら、フリーパスは、かえって割高。コークオンパスも、まったく同じ発想。たくさん飲む人ほど、一本あたりが安くなって、得をする。逆に、たまにしか飲まないなら、月額のもとが取れず、損をする。つまり、自分が、どれだけ飲むか、で、価値が、まるっきり変わる。ここが、いちばんの肝。
料金プランは2つ。もらえる本数と1本あたり
おトクプランMAXと、おトクプラン20
プランは、大きく、二種類。ひとつめが、おトクプランMAX。月額は3,300円で、一日2本まで、ひと月で、最大31本まで飲める。毎日きっちり飲めば、一本あたり、およそ110円まで下がる。
もうひとつが、おトクプラン20。こちらは月額2,320円で、ひと月のうち20日間、一日1本まで、最大20本。MAXより安く、お試しに近いプラン。ちなみに、月の途中から加入しても、料金は日割りになるので、まるまる一か月分、取られてしまう心配は、いらない。なお、プランの中身や料金は、見直されることもあるので、申し込む前に、アプリで、最新の内容を確かめておくと、安心。
高いドリンクを選ぶほど、お得になる
ここで、大事なコツ。同じパスでも、どのドリンクを選ぶかで、お得度が、大きく変わる。
自販機のドリンクは、安い缶なら110円くらい、コーラの500mlや、栄養ドリンクだと、180円や210円と、幅がある。パスは、どれを選んでも、月額は同じ。だとすれば、110円の安いものより、180円や210円の、高くて大容量のものを選んだほうが、一本あたりの、お得感は、ぐんと大きくなる。せっかく入るなら、ごくごく飲みたい、お気に入りの、ちょっと高めの一本を、狙っていくのが、賢い。
元が取れるのは、どのくらい飲む人?
損益分岐の、ざっくりした目安
では、何本くらい飲めば、もとが取れるのか。ざっくりした、目安を出してみる。
おトクプランMAXの、月額3,300円を、180円のドリンクで割ると、だいたい19本くらい。つまり、月に19本を超えて、高いドリンクを飲むなら、通常より得。一方、110円の安い缶で計算すると、30本飲んで、やっと元が取れる計算で、これだと、ほとんど得にならない。おトクプラン20も、安いドリンクだと、上限まで飲んでも、月額を下回って、むしろ赤字になることがある。だからこそ、さっきの、高いドリンクを選ぶ、が効いてくる。
まず、自分の普段の本数を履歴で確認
得か損かは…結局、自分が、月に何本、自販機で買っているか、次第。感覚だと、あてにならない。
そこで、頼りになるのが、コークオンアプリの、利用履歴。過去に、どれだけ自販機で買ったかが、そこに残っている。まずは、これを開いて、自分の、ひと月の本数を、確かめてみる。もし、月に30本くらい、コンスタントに買っているなら、パスに入る価値は、じゅうぶん。逆に、数えてみて、月に数本、という程度なら、無理に入らず、次に説明する、回数券のほうが、合っているかもしれない。
使う前の、いちばん大事な注意
対応自販機が、行動範囲にあるか
これが、加入前に、絶対に確かめてほしい、最大のポイント。コークオンパスは、コークオンペイに対応した自販機でしか、使えない。
対応の自販機は、全国に、どんどん増えてはいるものの、まだ、すべてではない。体感だと、三台に一台くらい、という声もある。せっかく契約したのに、通勤路にも、職場にも、対応機がなかった、となると、宝の持ち腐れ。だから、申し込む前に、アプリのGPS検索で、自分の、いつもの行動範囲、最寄り駅や、職場のそばに、対応する自販機があるかを、必ず、チェックしておく。ここを、すっ飛ばすと、あとで、いちばん後悔する。
スタンプは貯まらない・決済方法も限られる
もうひとつ、知っておきたい、落とし穴。コークオンには、15個貯めると1本無料になる、スタンプの仕組みがあるけれど、パスで交換したドリンクには、このスタンプが、基本、付かない。
だから、スタンプ目当てで、無理に本数を稼ぐのは、本末転倒。あくまで、パスは、パスとして、割り切って使う。あと、支払い方法も、少し限られていて、クレジットカードや、PayPay、d払いなどが中心。ふだんのコークオンペイと、対応している決済が、少し違うので、そこも、申し込みのときに、見ておくといい。
使い方と、登録・解約
自販機での交換の流れ
使い方そのものは、いたって、かんたん。スマホの、ブルートゥースと、位置情報を、オンにして、アプリを起動する。
そのまま、対応自販機に近づくと、アプリと自販機が、つながって、商品を選ぶ画面になる。上のタブが、コークオンパスに、なっていることを確かめて、飲みたいドリンクを選び、画面をスワイプ。すると、ぽちっと交換が済んで、ドリンクが出てくる。財布も、小銭も、いらない。慣れると、この手軽さから、抜け出せなくなる。
加入と解約、自動更新の落とし穴
申し込みは、アプリの、おさいふや、メニューから、コークオンパスを選んで、プランと支払い方法を決めるだけ。五分ほどで、終わる。初回の登録で、ドリンクチケットが、もらえる特典もある。
気をつけたいのは、解約。これは、毎月、自動で更新される、サブスク。ここが、落とし穴で、その月の、月末日の、午後3時ごろを過ぎると、翌月分の解約が、できなくなる。だから、一か月だけ試したい、というときは、契約したら、すぐに、停止の手続きだけ、済ませておくと、うっかり継続を、防げる。解約は、アプリの、コークオンパスのページから、停止する、を選べば完了。なお、アップルペイで払っている場合は、自動更新されず、翌月には自然に止まる仕組みなので、続けたいなら、また申し込む形になる。
結局、コークオンパスはこう考える
コークオンパスは、自販機ドリンクの、定額サービス。得か損かは、遊園地のフリーパスと同じで、自分が、どれだけ飲むか、で、決まる。
加入前に、見ることは、三つ。行動範囲に、対応自販機があるか。普段、月に何本くらい買っているか。そして、高くて大容量のドリンクを、選べるか。この三つが、そろっているなら、一本あたりが、ぐっと安くなって、うれしい味方になる!
毎日、自販機に立ち寄る人には、財布いらずで、お気に入りの一本を、ごくごく飲める、気持ちのいい仕組み。逆に、たまにしか買わないなら、回数券や、通常のスタンプで、じゅうぶん。自分の飲み方と…じっくり向き合って、選べばいい。
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