ルーターのそばで動画がカクついて、もう有線でいいや、と近所のセリアへ。LANケーブルの棚の前で、ん?ってなった。あるはずの場所が、ちょっとスカスカ。フックに数本ぶら下がってるだけ。あれ…もっといろいろ置いてなかったっけ。
100均のLANケーブル、侮れない実力がある一方で、店の棚事情が読めないところがある。だから、何が本命で、無いときどうするかまで、行く前に知っておくと無駄足を踏まずに済むわけ。
セリアの本命は3mのカラフルな丸型
110円でこの色数は、地味にセリアの勝ち
セリアの代名詞は、長さ3mの丸いLANケーブル。規格はCAT5e、税込110円。ここまではダイソーもキャンドゥもやってる。差がつくのは色だわ。
ピンク、ネイビー、緑、黄色、黒。決め打ちじゃなくて、好きな色を選べる。壁ぎわを這わせるケーブルって、白か黒の無難色になりがちだけど、部屋の差し色に寄せたり、家族のぶんを色で分けたり。地味に楽しい!爪折れ防止のカバーも付いてて、抜き差しでツメがポキッといく心配も減ってる。110円にしては、ちゃんとしてるのよ。
3mあれば、隣の部屋のテレビとか、机から少し離れたルーターまで、たいてい届く。短すぎて泣くより、ちょい余るくらいがちょうどいい。
隙間に通すなら1mのフラット黒
もうひとつの顔が、平たいフラットタイプ。色は黒で、長さは1m。
この薄さがミソで、ドアの下のすきまや、カーペットのへりに沿わせて、目立たせずに引ける。配線がゴチャッとするのが嫌な人向け。ただしセリアのフラットは1mしかない。部屋をまたいで何メートルも這わせたい、みたいな用途には足りない。そこはダイソーや通販の長いフラットの出番。
ただし、棚にない日がある
最近は本体を置かない店が増えてきた
昔のセリアは、1mも2mも3mも、ケーブル本体がふつうに並んでた。けど最近、店頭でLANケーブル本体を見かけない、っていう声がじわじわ増えてる。店舗によって扱いがバラバラで、行ったらあったり、なかったり。在庫くじ、みたいな状態。
だから、セリアにある前提で出かけて空振り、はわりと起きる。電話で在庫を聞くか、店員さんに直接たずねるのが、いちばん速い。売り場はPCやオーディオまわりの小物コーナー、コードやタップが並んでるあたり。店が広いと迷うから、見つからなかったら聞いちゃうのが吉。
見つからないときはダイソーへ流れるのが早い
無いものを探して何店舗もハシゴするより、ダイソーに切り替えたほうが手っ取り早い。ダイソーは品ぞろえが厚くて、110円のCAT5eだけじゃなく、220円でCAT6の3mや5mまである。全国どこにでもあるし、在庫も見つけやすい。
ちなみにキャンドゥにもある。ただこっちはCAT6の1mが中心で、色は選べない。実用一点突破、って感じ。家にゲオやコメリがあるなら、そっちのPCコーナーや電材コーナーものぞくと、長いやつや太いやつが手に入る。
110円で大丈夫?という不安に答える
安いと、つい疑う。これで自分のネット、遅くならないの?って。
家の光回線なら、ふつうはCAT5eで足りる
先に答えを言っちゃうと、ふだんのネットや動画なら、セリアのCAT5eで困らない。
カテゴリ、つまりCATの数字は、ケーブルが流せる速度の規格を表してる。CAT5eは最大1Gbps。いまどきの光回線がだいたい1Gbpsだから、ウェブを見る、動画を流す、オンライン会議をする、くらいなら、この数字でちゃんと収まる。サクサク動く。110円が原因でガクッと遅くなる、なんてことは起きにくい。
長さの話だけ少し。ケーブルは長くなるほどノイズを拾って、ほんのわずか速度が落ちる傾向がある。だから必要な長さに少し足すくらいがベストで、やたら長いのを買って余らせるのは、見た目にも速度的にもうまみが薄い。
ゲームや10Gを狙うなら、カテゴリ6へ
逆に、対戦ゲームでコンマ数秒を削りたいとか、10Gbpsの高速回線を契約してるなら、CAT5eだと役者不足。ここはCAT6以上にしておきたい。
CAT6は最大10Gbpsで、伝送帯域、ようは一度に流せる情報の太さに余裕がある。家の回線が1Gbpsのうちは体感差はそんなに出ないけど、回線が速くなっても頭打ちにならずに済む。セリアでCAT6を探すのは少し厳しいので、その用途ならダイソーの220円CAT6か、キャンドゥのCAT6、もしくは家電量販店や通販の出番。
延長コネクタは便利、でも天井に注意
セリアで地味に優秀なのが、LANケーブル延長コネクタ。110円。
110円でカチッと二本つなげる
白い小さな箱型で、両端にケーブルのプラグを挿すだけ。工具もいらない。模様替えでルーターを動かして、あと少しPCに届かない、みたいなときに、手持ちのケーブルにもう一本足して伸ばせる。
セリアのこれ、CAT5eに対応してる。だから家庭の光回線でも、ちゃんと使える。ダイソーには古いCAT5対応のものも混じってて、それだと光回線には速度が足りないこともあるから、買うときはパッケージの規格表記をちらっと確認しておくと安心。
つなぐと速度はCAT5e止まり、継ぎ目のクセも出る
便利な反面、落とし穴がふたつ。
ひとつ、コネクタを通すと、たとえ両側がCAT6でも、コネクタの規格までしか速度が出ない。CAT5eのコネクタを噛ませた瞬間、全体がCAT5eの天井に揃う。もうひとつ、継ぎ目が一個増えるぶん、信号がほんの少し弱る。短い距離をちょい足しする程度なら気にならないけど、何本も数珠つなぎにすると、さすがに不安定になりやすい。
足りないぶんを継ぐより、最初から欲しい長さの一本を買えるなら、そっちのほうが素直。コネクタは、あくまで困ったときの救済、くらいの距離感がちょうどいい。
結局どれを選べばいい
ふつうに家でネットと動画、たまにオンライン会議。それならセリアの3mのCAT5e、色は好みで。これで十分まかなえる。
配線を見せたくない、ドアの下を通したい人は、1mのフラット。対戦ゲームをガチでやる、もしくは10Gの回線にした人は、セリアより一歩外に出て、ダイソーやキャンドゥのCAT6を選ぶ。長さが足りないときだけ、110円の延長コネクタをそっと足す。
棚がスカスカでも、慌てなくていい。セリアに無ければ向かいのダイソー、それでもダメなら通販。110円の選択肢を一個知ってるだけで、有線化のハードルはぐっと下がる。カクついた動画に戻るくらいなら、棚をのぞく価値はある。
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