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Wi-Fiなしで高齢者とテレビ電話するには?回線と機器の選び方

離れて暮らす祖母の顔を、たまには見ながら、話したい。でも、実家には、Wi-Fiがない。テレビ電話って、ネットがいるんでしょ?うちの実家じゃ、ムリかな?と、僕も、最初は、あきらめかけた。

でも、調べてみたら、そんなことは、なかった。Wi-Fiがなくても、顔を見て話す方法は、ちゃんとある。

目次

大前提。Wi-Fiがなくても、テレビ電話はできる

携帯の電波が、ネットの、もう一つの道

まず、いちばん大きな、思い込みを、外しておきたい。テレビ電話に、ネットがいるのは、その通り。でも、そのネットに、つながる道は、Wi-Fiだけ、じゃない。

もう一つの道が、スマホでおなじみの、携帯の電波。いわゆる、4Gや、5Gの回線。これも、りっぱな、インターネットへの入り口。だから、Wi-Fiがなくても、この携帯の電波さえ届いていれば、映像も、音声も、やり取りできる。家に、光回線を引く工事も、いらない。Wi-Fiは、あくまで、数ある道のうちの、一本だった、というわけ。

電波は、もう空を飛んでいる、という話

イメージとしては、昔ながらの、ラジオを思い浮かべると、しっくりくる。

ラジオは、家に、なんの線もつながっていないのに、スイッチを入れれば、放送を、ちゃんと拾ってくれる。電波が、町じゅうの空を、飛んでいるから。じつは、インターネットの電波も、同じように、もう空を、ふわっと飛んでいて、家の上まで、届いている。あとは、その電波を、キャッチできる機械を、用意するだけ。スマホや、これから紹介する端末が、ラジオでいう、受信機の役目を、してくれる。僕も、これを知って、目からうろこだった。線をつなぐ、という発想から、離れると、ぐっと、道が開ける。

方法①。スマホのモバイル回線を、そのまま使う

4Gや5Gで、LINEやFaceTimeがつながる

いちばん手軽なのが、これ。もし、祖母が、データ通信つきのスマホを、すでに持っているなら、それだけで、もう、テレビ電話ができる。

やり方は、いつものアプリ。LINEなら、相手を選んで、ビデオ通話のボタンを、ちょんと押すだけ。iPhone同士なら、FaceTimeでもいい。どちらも、Wi-Fiにつながっていなくても、携帯の電波で、ふつうに顔が映る。新しい機械を、買い足す必要もない。今あるスマホで、すぐ始められるのが、この方法の、いちばんの強み。

ただし、データ量に注意。大容量プランやLINEMOも

ひとつだけ、気にしたいのが、データ量、いわゆるギガ。テレビ電話は、映像を送るぶん、データを、多めに使う。

目安として、毎日30分ほど話すと、月に4ギガ前後は、かかる計算。だから、スマホのプランが、少ないギガだと、月末に、足りなくなったり、追加の料金が、かかったりする。対策は、二つ。ひとつは、大容量か、使い放題のプランに、しておくこと。もうひとつが、ちょっとした裏技で、LINEMOという格安プランには、LINEの通話やビデオ通話が、ギガを消費せず使い放題になる、仕組みがある。祖母のスマホを、こういうプランにしておくと、データ量の心配ごと、まるごと、消えてくれる。

方法②。工事不要のホームルーターで、家にWi-Fiを作る

コンセントに挿すだけ。タブレットと組み合わせて

スマホの小さい画面じゃなく、大きな画面で、ゆっくり顔を見たい。そんなときは、実家に、Wi-Fiそのものを、作ってしまう手がある。といっても、大がかりな工事は、いらない。

使うのは、ホームルーター、という機械。ドコモのホーム5Gや、ソフトバンクエアーが、代表格。光回線の工事は不要で、コンセントに、挿すだけ。それだけで、家じゅうに、Wi-Fiが飛ぶ。あとは、大きめのタブレットや、画面つきのスマートスピーカーを、そこにつなげば、ゆったり、テレビ電話ができる。月に3,000円から5,000円ほどかかるけれど、動画も見られるし、将来、別の用途にも使える、汎用性の高さが、魅力。ちなみに、親のスマホと同じ会社でそろえると、スマホ代が割引になることも、ある。

方法③。SIM内蔵の、シニア向けテレビ電話機

設定も操作も、ほぼ不要。続けてもらいやすい

そもそも、スマホの操作が、もう難しい。そんな祖母には、いちばん、これが向いている。SIMが、最初から中に入っている、シニア向けの、テレビ電話専用機。

memetや、TQタブレットといった製品が、これにあたる。回線が、端末に組み込まれているので、Wi-Fiの設定も、契約も、いらない。電源を入れる、コンセントに挿す、それだけで、すぐ使える。すごいのが、操作のかんたんさ。機種によっては、着信があると、数秒後に、自動でテレビ電話が始まる、タッチレスの機能もある。呼び出し音に慌てて、走って転ぶ、なんて心配も、いらない。登録した家族からしか、電話がかかってこないので、詐欺の電話に、巻き込まれにくいのも、安心なところ。ビデオ通話しかできない、という割り切りは、逆に、迷いようがなくて、続けてもらいやすい。

いちばん大事。高齢者に、続けてもらう工夫

操作は最小限に、電波と初期設定は家族が

じつは、機種えらび以上に、大事なことがある。それは、いかに、無理なく、続けてもらうか。よくある失敗が、はりきってスマホを渡したものの、操作を忘れてしまい、いつしか使わなくなる、というもの。

だからこそ、高齢の家族には、ボタンが少なく、できれば自動で出られる機種を、選んであげたい。そして、いくつか、家族の出番がある。まず、契約の前に、その家の場所が、携帯の電波の、届くエリアかどうか。山あいや、建物の奥だと、電波が弱く、映像が途切れることもあるので、ここは、必ず確認する。それと、最初のセットアップや、相手の登録は、帰省したときに、家族が、やってあげる。ここさえ整えれば、あとは、祖母は…にこにこ、顔を見せてくれるだけ。

結局、こう選ぶ

Wi-Fiがなくても、テレビ電話は、できる。携帯の電波という、もう一つの道が、あるから。選び方は、相手の状況で、決まる。

すでにスマホを使えるなら、方法①の、モバイル回線が、手軽。データ量だけ、気をつける。大きな画面で、いろいろ使いたいなら、方法②の、工事いらずのホームルーター。そして、スマホの操作が、もう難しいなら、方法③の、設定も操作もいらない、専用機が、いちばん続く。

顔を見て話せる、というのは、声だけの電話とは、まったく違う、安心感がある。線がないからと、あきらめなくて、大丈夫!空を飛んでいる電波を、そっとつかまえて、祖母の笑顔に会いに行けばいい。

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この記事を書いた人

携帯ショップの店員をしながら、休みの日は気になったデバイスを片っ端から触るのが趣味。スペック表を眺めているだけで一日が終わることもしばしばです。
このブログでは、実際に仕事であった話や自腹で買って使ったガジェットのレビューや、暮らしの中で見つけた小さな便利グッズ、そしてときどき関係ない雑記まで、思いつくままに書いています。

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