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ポケベルの114106の意味とは?愛してると数字の語呂合わせ

昔のドラマや、歌の歌詞、あるいは、誰かのSNSで、114106、という数字を見かけて、なんの意味だろう?と、首をかしげた人も、いるかもしれない。じつは、これ、スマホも、メールも、なかった時代に、たくさんの人の胸を、あたためた、ある言葉。

数字が、そのまま、気持ちを運んでいた、あの頃。114106に込められた意味と、その裏にある、少し甘酸っぱい文化を、みていこう。

目次

114106の意味は、愛してる

数字を一つずつ読むと、あいしてる、になる

まず、答えから。114106、あるいは、頭の1をとった、14106は、愛してる、という意味。数字を、一つずつ、声に出して読むと、その正体が、見えてくる。

分解すると、こう。1が、英語のアイ、Iに形が似ているから、あ。次の1は、いち、を縮めて、い。4は、漢字の四で、し。10は、英語のテンを縮めて、て。最後の6は、ひらがなの、る、に形が似ているから、る。つなげると、あ・い・し・て・る。ポケベルの暗号の中でも、この語呂合わせは、かなり手が込んでいて、読み解くのが、難しい部類。だからこそ、分かったときの、うれしさも、ひとしお。

返事は32。ミートゥー、私も

この、114106、が送られてきたときの、粋な返し方も、あった。それが、32、という、たった二桁。

32は、英語の、ミートゥー、を数字にしたもので、私も、という意味。愛してる、に、私も、と。数字だけで、こんなに甘い会話が、成り立っていた。今の、ハートの絵文字を、送り合うのと、まるで同じこと。それを、二桁、六桁の、数字だけで、やっていたと思うと、なんだか、どきどきする。

そもそも、ポケベルの語呂合わせって?

数字しか送れないから、生まれた暗号

そもそも、なぜ、数字で言葉を、伝えていたのか。それは、ポケベルという機械の、事情による。ポケベルは、一九九〇年代に、女子高生を中心に、大流行した、連絡の道具。でも、送れるのは、数字だけ、だった。

文字が、打てない。この、不便さこそが、若者の、遊び心に、火をつけた。数字を、語呂合わせで、言葉に化けさせる。そんな暗号が、あちこちで、自然に生まれていった。使い方は、街の公衆電話に、十円玉を入れて、相手のポケベルに、数字をぽちぽち送るだけ。相手のポケベルが、ピッと鳴れば、それだけで、うれしかった。暗号を知っている人にだけ、意味が伝わる、二人だけの、秘密の言葉。それが、たまらなく、楽しかった。

今の絵文字やスタンプの、ご先祖さま

この、ポケベルの語呂合わせ、じつは、今も、僕たちの、すぐそばにいる。僕も、初めてこの数字を知ったときは、へえ、と、うなった。

考えてみれば、直接、好き、と言うのは、照れくさいから、絵文字や、スタンプに、気持ちをそっと乗せる。この発想、まさに、ポケベル暗号と、同じ。114106は、いわば、今の、ハートの絵文字や、LINEスタンプの、ご先祖さま。数字が、気持ちを運ぶ道具だった時代の、名残が、形を変えて、今の、僕たちの指先に、受け継がれている。そう思うと、あの数字の列が、急に、いとおしく、見えてくる。

114106のほかにも。愛された定番コード

おはよう、おやすみ、会いたい…数字のあいさつ

114106のほかにも、当時は、たくさんの、数字の言葉が、飛び交っていた。せっかくなので、代表的なものを、いくつか。

朝の、あいさつは、0840で、おはよう。一日の終わりには、0833で、おやすみ。会いたい、という切ない気持ちは、106。至急、電話がほしいときは、49106で、至急電話して。待ち合わせの、渋谷は、428。別れ際には、8181で、バイバイ。ありがとうは、999で、サンキュー。どれも、声に出して読むと、なるほど、と、思わず、笑みがこぼれる!一つ数字がズレると、意味が、まるで通じなくなる。その、危うさも、ふくめて、みんな、夢中になっていた。

なぜ生まれて、なぜ消えたのか

制約が生んだ工夫。そして、文字が打てる時代へ

ポケベルの暗号は、数字しか送れない、という、大きな制約から、生まれた文化だった。不便だからこそ、どう伝えるかを、工夫する。その工夫の中に、相手を思う、あたたかい気持ちが、こもっていた。

でも、その全盛期は、意外と、短かった。一九九〇年代の半ばには、カタカナや、絵文字を、そのまま送れる機種が、登場する。数字で、頭をひねらなくても、言いたいことが、そのまま打てる。便利になった分、あの、手の込んだ暗号は、少しずつ、使われなくなっていった。そして、ポケベルそのものも、二〇一九年に、静かに、その歴史を、終えた。それでも、あの文化が、無駄だったとは、思えない。

結局、114106に込められたもの

114106は、愛してる、という、ポケベル時代の、語呂合わせ。1をあ、と読み、4をし、10をて、6をる、と読み解く、ちょっとした、暗号だった。

でも、この数字が、本当に運んでいたのは、意味そのもの、というより、それを、送り合った二人の、気持ち。直接は、照れくさくて言えない、まっすぐな想いを、数字に、そっと、託していた。

数字が、恋を語った時代は、もう…遠い。それでも、114106、と打ってみると、なぜだろう、胸の奥が、じーん、と、あたたかくなる。気持ちを、まわりくどく、でも、いとおしく伝えたい。その願いは、絵文字に、姿を変えて今も、そっと、生きている。

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この記事を書いた人

携帯ショップの店員をしながら、休みの日は気になったデバイスを片っ端から触るのが趣味。スペック表を眺めているだけで一日が終わることもしばしばです。
このブログでは、実際に仕事であった話や自腹で買って使ったガジェットのレビューや、暮らしの中で見つけた小さな便利グッズ、そしてときどき関係ない雑記まで、思いつくままに書いています。

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