スマホの充電アダプタが、ある朝、急に黙り込んだ。とりあえず予備を、安く済ませたい。で、セリアに駆け込んだ僕は、棚の前で、ちょっと固まった。ケーブルはいろいろぶら下がってるのに、肝心の、コンセントに挿すアダプタ本体が、見当たらない。
実はこれ、けっこうあるパターン。セリアのアダプタは、あったりなかったりで、ちょっとクセがある。どこで何を買えば確実なのか、急速充電はできるのか、順にほどいていく。
セリアのアダプタは、あったりなかったり
ケーブルは充実、でもアダプタ本体は置いてない店も多い
セリアは、充電まわりのケーブルが、とにかく豊富。Type-CでもライトニングでもUSB-Aでも、たいてい何かしら見つかる。
ところが、コンセントに挿すアダプタ本体のほうは、事情がちがう。店舗によっては、シンプルなUSBアダプタを置いてることもあるけど、ケーブルだけで、本体は扱ってない店も、けっこう多い。だから、セリアに行けば必ずアダプタがある、とは思わないほうがいい。あると思って出かけて、ケーブルしかなくて…また別の店へ。そういう二度手間を、僕は何回かやらかした。
確実にアダプタがほしいなら、ダイソーが頼れる
アダプタ本体を、100均で確実に手に入れたいなら、はっきり言って、セリアよりダイソーのほうが頼りになる。
ダイソーは、USBの充電アダプタを、ちゃんと品ぞろえしてる。1つ口のシンプルなタイプから、2つ口のもの、そして急速充電に対応した高出力のものまで、価格帯もはば広い。セリアでアダプタを探してさまようより、最初からダイソーに行ったほうが、ことりと一発で手に入ることが多い。このへんは、同じ100均でも、わりと色が分かれるところ。
100均のアダプタは、基本が普通充電
出力は5Vの控えめ、急速には基本対応してない
セリアにせよ、ダイソーの安いものにせよ、110円や220円あたりのアダプタは、出力が控えめ。だいたい5Vで、電流も、そこそこ。
これが何を意味するかというと、いまどきの急速充電、いわゆるPDには、基本的に対応してない。だから、急速充電に対応したスマホをつないでも、充電のスピードは、普通のまま。とろとろと、時間をかけて溜まっていく。悪いわけじゃなくて、そういう仕様。むしろ、ゆっくり充電したほうが、バッテリーに優しい、という説もあるくらい。寝る前に挿して朝まで、みたいな使い方なら、これで何の不足もない。
ストローの太さで考えると、わかりやすい
なんで安いアダプタだと遅いのか。ストローで飲み物を吸うところを、想像するとわかりやすい。
アダプタは、コンセントの電気を、スマホに送り込む、ストローみたいなもの。このストローが細いと、一口ぶんが少なくて、飲み干すのに時間がかかる。これが、普通充電。急速充電は、太いストローで、ぐびぐび一気に流し込むイメージ。100均の安いアダプタは、たいてい細めのストロー。容量の大きいタブレットや、最新のスマホを、急いで満タンにしたい用途には、ちょっと心もとない。
急速充電がほしいなら、ダイソーの選択肢
USB 1口300円・2口500円、そしてPD対応770円
急速で、きびきび充電したいなら、110円のアダプタからは、一歩外れる。ダイソーには、その一歩先の選択肢がある。
USBが1つ口のもので300円、2つ口で500円、というあたりが定番。さらに、急速充電のPDに対応した、770円のアダプタもある。これは、出力が20Wで、USB-Aと、Type-Cの口が両方ついてる。海外でも使える仕様で、ふつうに買うと数千円する急速充電器が、この値段で手に入るのは、なかなか太っ腹!急ぐ充電が多いなら、ここに少し足すのが、結局いちばん満足度が高い。
iPhoneや最新機種の急速は、20W以上が目安
どのくらいの出力を選べばいいか、ひとつ目安がある。たとえば最近のiPhoneを急速充電したいなら、20Wくらいが、ひとつのラインになる。
110円の普通アダプタだと、出力が足りなくて、急速のうまみが出ない。さっきのダイソーの770円が、ちょうど20Wなのは、そこを狙ってる。タブレットや、もっと大きい機器だと、さらに上の出力がいることもある。自分がいちばん充電したい機器の、推奨されるワット数を、一回調べておくと、買ってから、遅い、とがっかりせずに済む。
買うときに必ず見るところ
PSEマークと、出力・ポート数
アダプタを選ぶとき、最初に確かめてほしいのが、PSEマーク。コンセントに挿す電気製品には、これが法律で義務づけられてる。
100均のアダプタにも、正規のものにはちゃんと付いてるけど、念のため、本体やパッケージで確認する。これがあれば、ふつうに使うぶんには、安全面は基本だいじょうぶ。あわせて見たいのが、出力のワット数やアンペア数と、口がいくつあるか。スマホ一台なら1つ口で十分だし、家族でまとめて充電するなら、2つ口が便利。自分の使い方に、ちょうど合う数を選ぶ。
ケーブルは別売り、発熱と寿命にも一言
ひとつ忘れがちなのが、アダプタ本体に、ケーブルは付いてこないことが多い、という点。アダプタとケーブルは、別々に用意する必要がある。
それと、100均のアダプタは、値段なりのところもある。使ってるうちに、やけに熱くなるようなら、無理して使い続けないほうがいい。寿命も、正規の高いものに比べると、短めと思っておくのが無難。とはいえ、PSE付きを、まっとうな使い方で、というぶんには、予備やサブとして、じゅうぶん戦力になる。過信せず、用途を選んで付き合うのが、ちょうどいい距離感。
結局、どこで何を買えばいい
寝る前のゆっくり充電や、予備の一個なら、100均の普通アダプタで足りる。ただ、セリアはアダプタ本体を置いてない店もあるので、確実なのはダイソー。それも、110円から手に入る。
急速で、きびきび充電したいなら、ダイソーの770円のPD対応を選ぶ。iPhoneや最新機種なら、20Wが目安。どちらにしても、PSEマークの確認と、ケーブルが別売りなのだけは、忘れないでおく。
充電の速さを決めてるのは、ストローの太さ。自分が、とろとろでいいのか、ぐびぐび急ぎたいのか。そこさえはっきりすれば…110円で足りるのか、770円足すべきかが、すっと見えてくる。
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