LINEで、一日に何十回も文字を打つ。なのに、キーボードが手に馴染んでないと、その何十回ぶんの、小さなストレスが積み重なっていく。私も前は、なんとなく初期設定のまま使ってて、変換がもたつくたびに…じわっとイラッとしてた。
でも、LINEのキーボードは、けっこう自分好みに変えられる。毎日履く靴と同じで、自分の足の形に合わせると、歩き心地がまるで違う。どこをどういじれば、入力が快適になるのか。順に見ていく。
大前提。LINE専用のキーボードは、ない
入力に使ってるのは、スマホ本体のキーボード
まず、ここを押さえておくと、話が早い。実は、LINEには、LINE専用のキーボード、というものが存在しない。
トークで文字を打つときに出てくるあのキーボードは、LINEが用意したものじゃなくて、スマホ本体に入ってるキーボードを、借りて表示してるだけ。メモ帳でも、検索でも、ほかのアプリで使ってるのと、同じキーボード。だから、LINEのキーボードを変えたい、と思ったとき、ヒントは、LINEの中だけを探しても、なかなか見つからない。
だから設定は、LINEの中じゃなくて端末側でいじる
ここが、つまずきやすいポイント。キーボードの見た目や、入力方式を変えたいなら、いじる場所は、LINEのアプリじゃなくて、スマホ本体の設定。
iPhoneでもAndroidでも、設定アプリの中に、キーボードに関する項目がある。そこで、どのキーボードを使うか、予測変換をどうするか、といったことを決める。LINEを開いて、設定の中をぐるぐる探しても出てこないのは、そもそも管轄が違うから。本体側を整えれば、その結果が、LINEの入力にも、そのまま反映される。この仕組みさえわかれば、あとは早い。
キーボードアプリを、選んで変える
標準・Gboard・Simeji・flick、好みで選べる
本体のキーボードは、最初から入ってる標準のものだけじゃなくて、好きなアプリに入れ替えられる。
定番なのが、グーグルのGboard。シンプルで動作が軽い。着せ替えや顔文字を楽しみたいなら、Simejiが人気。顔文字や絵文字をたくさん使う人には、国産のflickという選択肢もある。どれも一長一短で、正解はない。自分が、どういう打ち方をしたいか、何を重視するかで選ぶ。気になったら、一回入れて試して、合わなければ戻せばいい。
入れて、地球儀キーで切り替える
新しいキーボードアプリを入れたら、使えるようにする、ひと手間がいる。アプリを開いて、案内にしたがって、そのキーボードをオンにする。
そのあと、LINEでトークを開いて、キーボードを表示する。左下にある地球儀のマークを、しゅっとタップすると、入れたキーボードに切り替わる。長押しすれば、今使えるキーボードの一覧から、選ぶこともできる。ひとつ注意したいのが、フルアクセスを許可、という設定。これをオンにすると便利な機能が使える反面、打った内容が、そのアプリ側に渡る可能性もある。プライバシーが気になるなら、信頼できるアプリだけにするか、標準のキーボードを使うのが安心。
入力を速く、ラクにする便利ワザ
よく使うフレーズを辞書登録して、時短
私がいちばん、もっと早く知りたかった、と思ってるのが、これ。よく打つ言葉を、辞書に登録しておくワザ。
たとえば、おはようございます、とか、よろしくお願いします、みたいな定型文を、おは、とか、よろ、みたいな短い読みで登録しておく。すると、数文字打つだけで、変換候補に、フルの文章が出てくる!設定の、ユーザー辞書や単語登録から、いくつか入れておくと、毎日の返信が、すいすい片づく。仕事の決まり文句や、自分の住所、メールアドレスなんかも、登録しておくと、入力の手間が、ごっそり減る。
フリックかローマ字か、カーソル移動や音声入力も
入力の方式も、自分に合うほうを選べる。スマホに慣れてるならフリック、パソコンの感覚で打ちたいならローマ字。Gboardなんかだと、設定の言語のところで、切り替えられる。打ちにくいと感じてるなら、一回変えてみる価値がある。
ほかにも、知っておくと効く小技がある。iPhoneなら、スペースキーを長押しすると、キーボードが小さなタッチパッドみたいになって、カーソルを、すーっと好きな場所に動かせる。文の途中を直したいときに、意外と便利。手がふさがってるときは、マイクのマークから、音声で打ち込むのも早い。声で入れて、あとから整える、という手もある。
大きさ・位置・音を、手に合わせる
片手モードや左右寄せで、片手でも打ちやすく
電車の中とか、片手でLINEを返したい場面って、わりと多い。そういうときに効くのが、キーボードを片側に寄せる設定。
キーボード全体を、ぐいっと右や左に寄せて、横幅を縮めると、親指一本でも、端まで届きやすくなる。iPhoneなら地球儀マークの長押しから、片手用のキーボードを選べる。Androidも、Gboardのメニューから、左右寄せを選んで、寄せる方向を決められる。利き手の側に寄せておくと、片手入力が、ぐっと安定する。
サイズ・キー音・文字サイズを整える
細かいところだけど、効いてくる調整がいくつか。
Androidなら、キーボードのサイズそのものを、好きな高さに変えられる機種が多い。指が大きくて押し間違えるなら、大きめに。画面を広く使いたいなら、低めに。あと、意外と気になるのが、打つたびに鳴る、あのカチカチというキー音。iPhoneは設定のサウンドまわりから、Androidは操作音の設定から、オフにできる。静かな場所でよく打つなら、消しておくと気がラク。文字が見えづらいなら、文字サイズの設定も、合わせて上げておくといい。
結局、どう整えるのが快適か
ぜんぶをいじる必要はない。まず、よく使うフレーズの辞書登録。これだけで、毎日の入力が、はっきり速くなる。次に、フリックかローマ字か、自分の指が速いほうに合わせる。この二つだけでも、体感はかなり変わる。
そのうえで、片手で打つことが多いなら左右寄せ、音が気になるならキー音オフ、と、自分の使い方に合わせて、ちょこちょこ足していく。
キーボードは、毎日いちばん触る道具のひとつ。靴を自分の足に合わせるみたいに、ほんの少し手をかけてやるだけで…LINEのやりとりが、驚くくらい軽くなる。
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