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iPhoneのクリップボードはどこ?確認のしかたと履歴の残し方

iPhoneで、文字をコピーした。さて、いま僕がコピーしたやつは、どこに溜まってるんだろう、とクリップボードを探しはじめる。設定アプリの中を見ても、ホーム画面をめくっても、それらしいアプリが、どこにも見当たらない。あれ?クリップボードって、どこにあるの?と、僕も最初、けっこう戸惑った。

先に、いちばん知りたい答えから言ってしまう。iPhoneには、開いて中身を眺められる、クリップボードという場所が、そもそも存在しない。見つからなくて当然。じゃあ、コピーしたものはどこへ消えるのか、どうやって確認するのか、順番に解いていく。

目次

先に答え。iPhoneに、開けるクリップボードはない

コピーしたものは、目に見えない透明なポケットの中

まず、コピーした文字は、ちゃんとどこかに保管されてる。ただ、その保管場所が、目に見えないだけ。

イメージとしては、iPhoneの中に、透明なポケットが一つある感じ。コピーすると、その中身が、しれっとポケットに入る。でも、ポケットは透明じゃなくて、中が直接のぞけない仕様。だから、設定を探しても、アプリ一覧を見ても、見つからない。ないんじゃなくて、見えないところに、ちゃんと握ってる!Androidみたいに、クリップボードを開いて中身を一覧する、という機能が、iPhoneの標準には、もともと用意されてない。

入るのは一個だけ、新しくコピーすると前のは押し出される

もうひとつ、大事なクセ。この透明なポケットに入るのは、いつも、いちばん新しい一個だけ。

何かをコピーすると、前にコピーしてたものは、ぽいと押し出されて、消えてしまう。たとえば、住所をコピーして、そのあと電話番号をコピーしたら、もう住所のほうは、ポケットには残ってない。パソコンみたいに、コピーした履歴がいくつも溜まっていく、という形じゃなくて、つねに最新の一個で、上書きされていく。一回貼り付けても、新しくコピーするまでは、同じ中身が残ってる。そこだけは、覚えておくと便利。

じゃあ、中身はどう確認する?貼り付けて取り出す

どこかの入力欄を長押しして、ペースト

見えないなら、どうやって中身を知るのか。答えは、取り出してみる、しかない。

やり方はかんたんで、文字を打てる場所、たとえばメモや、検索の窓を、指で長押しする。すると、ペースト、という項目が出てくるので、それを押す。これで、いまポケットに入ってる中身が、にゅっと貼り付けられて、はじめて目に見える。つまり、iPhoneでクリップボードの中身を見る、唯一の方法が、この貼り付け。見るためには、いったん出す。ちょっと回りくどいけど、これがiPhoneの仕様。

メモ帳を、クリップボードの窓にする。消したいときの裏技も

この仕組みを逆手に取ると、メモ帳が、便利な確認窓になる。何かコピーしたあと、メモ帳を開いて貼り付ければ、中身がすぐ確かめられる。

ついでに、中身を消したいときの裏技も。クリップボードには、中身を消すボタンが、これまた用意されてない。でも、消したいなら、メモ帳で、何も書いてない空っぽの部分をコピーすればいい。すると、ポケットの中身が、その空っぽで上書きされて、さっきまでの内容が、きれいに消える。大事な情報をコピーしたあと、うっかり別のところに貼りたくないときに、この空コピーが、意外と役立つ。

履歴を残したいなら、アプリかキーボードを足す

クリップボード履歴アプリを入れる

一個しか覚えてくれないのが不便、いくつも遡りたい、という人もいると思う。その場合は、標準にこだわらず、外から機能を足してやればいい。

クリップボードの履歴を管理してくれる、専用のアプリが、いくつもある。これを入れておくと、コピーした内容が、一個きりじゃなくて、何件も残るようになって、過去にコピーしたものを、選んで貼り直せる。よくコピペする人ほど、効いてくる。ちなみに、画像までクリップボードに残したいなら、画像のコピーに対応した履歴アプリを選ぶ必要がある。標準のままだと、ここは手が届かない部分。

Gboardのクリップボード機能を使う手も

アプリを増やすほどじゃないけど、少し履歴がほしい、という場合。キーボードを、Gboardに変える、という手もある。

Gboardは、グーグルが出してるキーボードアプリで、iPhoneにも入れられる。このキーボードには、コピーした内容を、しばらく溜めておけるクリップボード機能がついてる。キーボードの上から、最近コピーしたものを呼び出して、貼り付けられる。普段の入力環境ごと、ちょっと便利にしたい、という人には、ちょうどいい選択肢。よく使うフレーズを、ピン留めしておくこともできる。

知っておくと便利な、関連の機能

他のApple端末に貼れる、ユニバーサルクリップボード

iPhoneのコピーまわりで、知っておくと得する機能がある。MacやiPadも使ってるなら、これがかなり効く。

ユニバーサルクリップボード、という機能で、iPhoneでコピーした内容を、そのままMacやiPadで貼り付けられる。同じApple IDでサインインしてて、設定で連携がオンになってる、といった条件はいるけど、決まれば、iPhoneでコピーした住所を、Macのメールに、そのまますっと貼れる。端末をまたいでコピペできるので、一度慣れると、もう手放せない。設定の、一般のあたりから、連携の項目をオンにしておく。

他アプリからの貼り付けで出る、確認の表示

最近のiPhoneを使ってると、あるアプリで貼り付けたときに、ほかのアプリからコピーした内容を、貼り付けてもいいか、という確認が、ふっと出ることがある。

これは、いたずらにあなたのコピー内容が、別のアプリにのぞき見られないようにする、プライバシーのための仕組み。あやしいものじゃないので、自分で貼り付けたものなら、許可して問題ない。逆に、何もしてないのに、知らないアプリがこの確認を出してきたら、ちょっと警戒する材料にはなる。クリップボードの中身も、れっきとした個人情報、ということ。

結局、どう付き合えばいい

iPhoneのクリップボードは、開いて見られる場所が、そもそもない。中身を確かめたいときは、どこかの入力欄を長押しして、ペーストして取り出す。これが基本の基本。

一個しか残らないのが不便なら、履歴アプリか、Gboardを足す。MacやiPadと行き来するなら、ユニバーサルクリップボードをオンに。自分の使い方に合わせて、ちょっとずつ足していけばいい。

見えないポケットに…いちばん新しい一個を、そっと握っててくれる。それがiPhoneのクリップボード。場所を探すんじゃなくて、必要なときに、ぺろっと取り出す。そう考えれば…見えないことも、もう気にならなくなる。

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この記事を書いた人

携帯ショップの店員をしながら、休みの日は気になったデバイスを片っ端から触るのが趣味。スペック表を眺めているだけで一日が終わることもしばしばです。
このブログでは、実際に仕事であった話や自腹で買って使ったガジェットのレビューや、暮らしの中で見つけた小さな便利グッズ、そしてときどき関係ない雑記まで、思いつくままに書いています。

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